目的 |
アクセサリー電源の取り出し |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分程度 |
必要工具 |
ス六角レンチ(8ミリ)、プラスドライバー、電工ペンチ |
準備するもの |
タイラップ、デイトナD-UNIT WR、防水4Pコネクター |
スマホをナビとして利用するなら、バイクに充電設備は必須ですね。
加えて、電熱ベストやグリップヒーターなど、真冬でも快適にバイクに乗れる装備が充実している昨今。
ただし、その電力をどう確保するかが問題ですよね。
- 電熱ベスト等、それなりの容量も必要なので、バッテリーから直取り出したい
- バッテリー上がりが怖いからキーONで電源を取り出したい
- できれば既存の配線を傷つけたくない
本日は、こんな問題を解決します。
この記事を読むとわかること
- CBR250RRの既存配線を傷つけずに、キーON(アクセサリー)で動作させ、バッテリーから直接電源を取り出す方法
部品の調達
実際に使ったのは「デイトナD-UNIT WR」です。
デイトナ(Daytona) バイク用 アクセサリー電源ユニット 防水 3系統 電源一括管理 合計20A D-UNIT WR(Dユニット ウォーターレジスタント) 16037
これを使えば、リレーやヒューズなどいくつも部品を揃えなくても、簡単に「バッ直、キーオン電源」を取り出せます。
電源自体はバッテリーから直取り出しているので、消費電力の高いグリップヒーターや電熱ベスト、ジャケットなどでも容量の心配なし。
もちろんキーオンでON/OFF連動するのでバッテリー上がりの心配もありません。
キーをオフにすれば電源が遮断さる仕組みがセットになっている商品です。
リレーが作動する用のアクセサリー接続用端子を繋ぐ必要がありますが、これをどこから持ってくるかが悩みどころ。
テールランプやブレーキなどから割り込ませるのが一般的ですが、できれば愛車の配線にメスを入れるのは避けたいですよね。
そんな時に見つけたのが、CBR250RR搭載されている「故障診断コネクター」です。
バッテリーとヒューズボックスの間に赤い4Pコネクター(オス)です。
これを使用することで、既存の配線を傷つけることなく取り付けできます。
ましてやヒーター系の装備なんかは全然足りません。
あくまで、リレー作動用の利用に留めておきましょう。
故障診断用4Pコネクター(オス)に接続するためには、メスのコネクターを作る必要があります。
使うものはこれ。「キジマ (kijima) バイク バイクパーツ 防水カプラーセット」
メスだけ単品でも売っていますが、まとめ買いが条件なので、1個だけならセットで買った方が結局安いです。
キジマ(Kijima) バイク バイクパーツ 防水カプラーセット HM090 4P オス・メス・端子 1セット 304-7132
部品が揃ったので、配線末端の加工をします。
配線の加工
「デイトナD-UNIT WR」アクセサリ電源接続用の末端をニッパーでカットします。
次に、コネクターに付属していた防水用のゴムキャップを通しておきます。
被覆を3〜5ミリ程度向いて、付属の090型端子をかしめます。
電工ペンチは必携です。
エーモン(amon) ターミナル&ツールセット(検電テスター付) 配線作業に必要なアイテムがそろった充実のセット 3363
それから、メス4Pコネクターの裏から写真のように差し込みます。
残りの3つは使わないので、ゴムキャップを詰めておきます。
最後に、ゴムキャップだけだと防水が保たれないので、適当に余った配線を差し込んでおきます。
これで下準備が完了したので、車体へ取り付けていきます。
ちなみに被覆を剥く際、電工ペンチだと細さが足りなかったので、細い線にも対応したペンチ(ワイヤーストリッパー)を使いました。
SK11 DEVICE ワイヤーストリッパー DVC-WS102 160mm 細線用
車体へ取り付け
まずはメインシート裏の六角ボルト(8ミリ)を外します。
シートを車体後方の少し斜め上に向かって引くと外れます。
シートを外しました。
この時はETCの取り付け作業も合わせてやっていたのでタンデムシートも外しています。
故障診断コネクターを引っ張り出します。
コネクターのキャップを外します。
もう使わないので、紛失しないように保管しておいてください。
先ほど作っておいた4Pコネクター(メス)を故障診断コネクター(オス)に接続します。
接続しました。
これでアクセサリー連動用の接続が完了したので、次はメイン電源の端子をバッテリーへ接続していきます。
デイトナ(Daytona) バイク用 アクセサリー電源ユニット 防水 3系統 電源一括管理 合計20A D-UNIT WR(Dユニット ウォーターレジスタント) 16037
接続する時はプラスから。
次にマイナスを接続します。
間違えるとショートしてしまう可能性があるので、必ず順番は守りましょう。
これでキーオン連動、アクセサリー電源の取り出しは完了です!
動作確認はワイヤレス充電対応のスマホホルダーで行いました。
動作確認
配線ガイドを使ってスマホホルダー用の電線(ハンドルとバッテリー間)を敷いています。
エーモン(amon) 配線ガイド フレックスタイプ 配線通し ワイヤー 全長約1m 4931
配線ができたので、キーをONにして、充電開始されるか確認します。
無事充電が開始されました。
使用しているワイヤレス充電対応のスマホホルダーはこれです。
もし、動作確認する装備が付いていない場合は、検電テスターで簡単に行えますよ。
電工ペンチとセットになっているので1セット持っておくと、今後ずっと使えます。
エーモン(amon)ターミナル&ツールセット 配線作業ができる電工ペンチと端子のセット 3362
新しい装備をつける時、トラブった時、何かと使うタイミングは多いです。
取り出した電源は3系統あるので、スマホホルダーに加えて、グリップヒーターや、電熱ベスト、USB電源、ETCなど、後から簡単に追加できます。
キボシなので脱着も簡単に行えますよ。
使用したものまとめ
デイトナ(Daytona) バイク用 アクセサリー電源ユニット 防水 3系統 電源一括管理 合計20A D-UNIT WR(Dユニット ウォーターレジスタント) 16037
キジマ(Kijima) バイク バイクパーツ 防水カプラーセット HM090 4P オス・メス・端子 1セット 304-7132
SK11 DEVICE ワイヤーストリッパー DVC-WS102 160mm 細線用
エーモン(amon) 配線ガイド フレックスタイプ 配線通し ワイヤー 全長約1m 4931
エーモン(amon)ターミナル&ツールセット 配線作業ができる電工ペンチと端子のセット 3362
以上、ホンダ CBR250RRの「既存の配線を傷つけないアクセサリー電源の取り出し方「でした!
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